ホタルの発生状況

長柄川の本流では、本年の豪雨の影響で上手で土砂崩れが発生し流出が下流にまで及んだ。例年は六反田よりも下流でホタルの飛翔が確認されることはないが、今回は合流する湖山池の辺りまで飛翔が見うけられた。ただ長柄橋から河口にかけては水流がよくないため、卵等も残留していると思われ、河口付近の飛翔は来年も引き続き観測できるのでは。支流に関しては例年通りの規模での発生が観測された。三山口周辺ではピーク時には100匹ほどヒメボタルが見られるが、温泉街近辺の六反田・長柄などをはじめとしてそのほかの地域ではゲンジボタルがほとんど。水路が整備されてからは、以前発生しなかった湖南学園周辺でも飛翔が確認されるようになった。

鑑賞会や報道など

6月初旬から20日あたりまで毎年恒例となった「ホタルまつり」、今回は6月1日~6月20日まで開催。ガイドや人力車なども用意され、特に温泉街近接のホタルの名所・長柄川と漁り火の美しい白兎海岸間で夜間に毎日無料のシャトルバスを運行している。湖南学園での特別授業や、小学生とともにホタルの生息地での屋外実習を行った。(情報提供者 談)

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情報提供者
吉岡温泉旅館組合 組合長/川谷行孝さん